Scratchのインストール方法と使い方【チュートリアル付】

Scratchを使ってみたいけどプログラムなんてわからない、難しそうだと思っている方は多いのではないでしょうか?

そういった悩みを解決できるように、この記事ではScratch(スクラッチと読みます)について下記の2点を丁寧に解説しています。

  • インストール方法
  • 使い方

手順通りに作業すればとりあえず動かせて、遊べる簡単なチュートリアルも紹介しています。

この記事を読み終えることでScratchを実際に動かして、その手軽さを体験することができます。

インストールも含め30分ほどで全部できると思うので親子でやってみてください。

そもそもScratchとは何か?どんな特徴があるのか?なぜ流行しているのか?などについては別の記事で詳しく解説しています。

Scratchの特徴について詳しく知りたいという方はまずはこちらからお読みください。
>> プログラミング教育に使われる「Scratch」とは何か?

Scratchを使う方法

Scratchを使うには2つの方法があります。

  • ブラウザで使う
  • アプリをPCにインストールして使う

それぞれのメリット、デメリットは下記の通りです。

メリット デメリット
ブラウザ インストール作業が不要 インターネット接続が必須
アプリ インターネット接続が不要 インストール作業が必要

注:アプリ版もアプリをダウンロードする時はインターネット接続が必要です。

他にもブラウザ版には「制作した作品の共有がしやすい」「他のユーザの作品をリミックスしやすい」というメリットもありますが、個人で学習用に使う分にはその点は気にしなくていいでしょう。

結局どれを使うのがいいのでしょうか?

インターネット接続が確保できるのであればブラウザ版をおすすめします。何も準備しなくてもWebサイトにアクセスするだけですぐに使えるからです。

Scratchのインストール方法

Scratchと使うための準備についてブラウザ版、アプリ版それぞれそれぞれ説明します。

ブラウザ版

ブラウザで使う場合には下記のURLにアクセスするだけで使えます。インストールは不要です。
>> https://scratch.mit.edu/projects/editor/

対応しているブラウザは下記の通りです。

  • Google Chrome
  • Safari
  • Mozilla Firefox
  • Microsoft Edge

バージョンが古いと動かない場合があるのでブラウザは最新のものに更新しておきましょう。

Internet Explorer、Vivaldi、Operaはサポート外です。サイトへのアクセスはできますが、Scratchは動作しません。

アプリ版

アプリ版のインストール方法を説明します。ブラウザ版を使う方は「Scratchの使い方」まで飛ばしてください

1  下記URLにアクセスして各OSに対応したアプリをダウンロードします。
>> https://scratch.mit.edu/download

対応OSは下記の4つです。

  • Windows 10以上
  • macOS 10.13以上
  • Android 6.0以上
  • ChromeOS

この記事ではWindowsを例に説明していきます。

2  ダウンロードしたファイルを実行します。

3  下の画面が表示されるので、「現在のユーザーのみにインストールする」を選んで、「インストール」ボタンをクリックします。

4  インストールが完了すると下の画面が表示されるので「完了」をクリックします。

この画面が出てきたらインストールは完了です。使える状態になっています。

画面の見方

アプリ版とブラウザ版の見た目の違いはほとんどありませんが、この記事ではブラウザ版の画面を例として使い方を解説していきます。

ブラウザ版の場合、画面の下のほうにチュートリアルの案内が出てきますが、最初は使いませんので右上の×ボタンを押して閉じておきましょう。

言語の切り替え

自動で日本語になっていると思いますが、読めない言語で表示されている場合は表示言語を変更します。

左上の地球のアイコンをクリックすると、対応している言語の一覧が表示されるので「日本語」もしくは「にほんご」を選択します。

「にほんご」を選ぶと全てひらがなで表示されますので、まだ漢字を習っていないお子さんでも読むことができます。

画面の見方

まず画面の説明をします。

Scratchの画面は大きく5つのエリアに分かれています。

  • メニュー
  • ブロックパレット
  • スクリプトエリア
  • ステージ
  • スプライトリスト

各エリアの役割は以下の通りです。

メニュー 表示言語を変更したり、作成したプログラムを保存するためのメニューが並んでいます。
ブロックパレット Scratchではカラフルなブロックを組み合わせてプログラムを作ります。そのブロックが並んでいるエリアです。ここからブロックを選んで使っていきます。
スクリプトエリア 選んだブロックを並べるエリアです。プログラムを作成するためのメインのエリアになります。
ステージ 作成したプログラムの結果が表示されるエリアです。「スプライト」と呼ばれるものがこのエリアで動いたり、変化したりします。最初の画面だと猫がスプライトとして表示されています。
スプライトリスト プログラムに組み込まれているスプライトのリストが表示されるエリアです。ここでスプライトの現在位置や大きさを確認したり、スプライトを追加したりできます。

Scratchの使い方

これで全て準備が整いましたので使い方を説明していきます。

基本の使い方

まずはブロックを置いてステージに表示されている猫を動かしてみましょう。

動画も参考にしながら下記の通り作業してみてください

  1. 「10歩動かす」と書かれた青いブロックをスクリプトエリアにドラッグアンドドロップ
  2. 左端に並んでいるブロック分類の中の「イベント」をクリック
  3. 「(旗マーク)が押されたとき」と書かれた黄色いブロックをスクリプトエリアにドラッグアンドドロップ
  4. 「(旗マーク)が押されたとき」ブロックを「10歩動かす」ブロックの上にくっつける
  5. 猫を見ながらステージエリアの上にある緑色の旗マークをクリック

猫は動きましたか?

これでプログラミング学習の第一歩を踏み出すことができました。意外と簡単ですよね?
猫を動かすだけというシンプルなものですが、立派なプログラムです。

作ったプログラムの説明をしておきます。

青ブロックは動きを命令するブロックです。猫をどのように動かすかを指定しています。

動きが決まったら猫をいつ動かすかを決める必要があります。それを指定しているのが黄色いブロックです。

今回は旗マークが押された時に動かしたかったのでそのブロックを使いました。

作ったプログラムは何度でも実行することができます。試しにステージエリアの上の旗マークを何度かクリックしてみてください。

クリックするたびに猫が10歩ずつ右へ移動していきます。ずっとクリックしているとそのうち画面から消えていきます。

プログラムを止める

プログラムを動かし続ける方法、そしてそれを止める方法を説明します。

まずは猫を元の位置に戻しましょう。

猫をドラッグアンドドロップしても動かせますが、それではぴったり元の位置に戻すのが難しいので位置を直接指定します。

猫の現在位置はスプライトリストのx、yというところに表示されています。

画像だとx座標が100、y座標が0ということです。

この数字の部分をクリックすると数字を変更することができます。

最初はx座標もy座標も0だったのでx座標のほうを0に変更してEnterキーを推します。元に戻らなかったらもう一度Enterキーを押してみてください。

入力は半角で入力してください。全角になっていると動きません。

猫は真ん中に戻ってきたでしょうか?戻ってきたら動画も参考にしながら下記の作業をしてみてください。

  1. 青いブロックを右クリックして「ブロックを削除」を選ぶ
  2. ブロック分類の「制御」をクリック
  3. 「ずっと」ブロックをスクリプトエリアにドラッグアンドドロップ
  4. 「旗が押されたとき」ブロックに「ずっと」ブロックをつなぐ
  5. ブロック分類の「動き」をクリック
  6. 「1秒でどこかの場所へ行く」ブロックをスクリプトエリアにドラッグアンドドロップ
  7. 「1秒でどこかの場所へ行く」ブロックの「どこかの場所」をクリックして「マウスのポインタ」に変更
  8. 「ずっと」ブロックの間に「1秒でマウスポインターへ行く」ブロックを入れる
  9. ステージエリアの上にある緑色の旗マークをクリック

何も起きませんか?

猫の近くでマウスを動かしてみてください。マウスカーソルに猫がついてくると思います。

子どもには「猫においつかれないように逃げて」と言って遊ばせましょう。

ステージエリアからマウスポインターが出てしまうと猫が止まってしますので、ステージエリアの中で逃げ続けてください。

「ずっと」ブロックを使っているので猫は延々と追いかけてきます。

プログラムを止めない限り「ずっと」ブロックの間にある「1秒でマウスポインターへ行く」の命令を猫は繰り返し実行するからです。

これはプログラミング用語でいう「ループ」という重要な概念です。

プログラムを止めるには緑の旗の右隣にある赤い丸をクリックします。

ブロックの命令を変更する

これまではブロックをそのまま使っていましたが、カスタマイズして使ってみましょう。

「1秒でマウスポインターへ行く」ブロックの「1秒」の部分の数字は変更することができます。

数字のところをクリックして0.5と入力し、もう一度、緑の旗をクリックしてプログラムを実行してみてください。

猫から逃げ続けるのが難しくなったはずです。

猫がマウスポインターに追いつくまでの時間を1秒から0.5秒に短くなったからです。

他にもたくさんのブロックがあるので、自由に組み合わせたり、数字を変えたりして遊んでみてください。

さらに学ぶ

全ての機能を把握したい場合は公式のチュートリアルをやるのがおすすめです。

下記URLからチュートリアルのページにいけます。
>>  https://scratch.mit.edu/projects/editor/?tutorial=getStarted

チュートリアルの詳しい使い方は別の記事でまとめています。

さらに発展した内容を学びたい場合はプログラミングスクールに行くのもありです。

下記のスクールであれば無料体験会を実施しています。無料で学んでその知識を使って家で試行錯誤すればより知識が深まります。